2011年7月26日火曜日

:::東北大会:::

07.17(日)決勝 :第1ヒート:DNF/第2ヒート:8位/総合13位
ランキング :12位(第3戦終了時)

全日本選手権は第4戦が東日本大震災の後初めて東北地方で開催された。今シーズンは大きくスケジュール変更となったものの、大会は例年通り7月中旬に開催。
会場も岩手県南部の藤沢町となり、6,500人の観客が日本最高峰のモトクロスレースを楽しんだ。
前戦の北海道大会でトップ10入りを果たしたTwister Racingの渡辺学。
今大会は真夏の太陽が照りつけ、湿度も高く、さらにライダーの体力を奪うサンドコンディションと、厳しいレースとなった。そんななか予選B組で4位を獲得し好調を維持していた渡辺だったが、第1ヒートはマシントラブルでリタイア。しかし第2ヒートは挽回、今シーズン最上位となる8位を獲得して、さらに一歩前進し、次回のSUGO大会へと良い形でつなげることとなった。


Heat1
スタートで出遅れた渡辺は17番手で1周目を終える。そして17番手のまま迎えた3周目、第1コーナーを抜け、第2コーナーにさしかかった時だった。突如エンジンストール。転倒こそ免れたものの、その後は再スタートが出来ぬままリタイアとなってしまう。
その後パドックに戻り、エンジンをチェックしたところ、使えないことが判明。そこで、第2ヒートの出場を目指し、練習車のエンジンに乗せ変えることを決定し、急ピッチで作業を行った。


Heat2
メカニックの懸命な作業により、マシンは回復。第2ヒートへの出場を果たした渡辺。スタートは完璧とはいかなかったが、第1ヒートを上回るポジションでレースを開始し、1周目を12番手で終える。その後渡辺は序盤の接近戦のなかで上位陣をかわしていき、5周目を終えた時点で7番手まで順位を上げる。
その後は渡辺とほぼラップタイムの同じライダーたちとトのバトルとなり、なかなか前のライダーを捉えることができない。そうしたなか、ブレーキにトラブルが発生し、ペースダウンを余儀なくされ、順位を一つ落としてしまう。
しかし渡辺は、なんとかペースを安定させてポジションを守りフィニッシュ。
トラブルを抱えたままだったが、今シーズン最高となる8位でレースを終えた。
なお、第1ヒートがノーポイントだったこともあり、総合成績は13位にとどまったが、ランキングは前回の13位から12位へとひとつ順位を上げることとなった。



第4戦を終えて 渡辺 学 
今回も正直不運の連続でした。第1ヒートはエンジンにトラブルがでてしまったため、リタイアとなりノーポイント。ただ、それだけならば良かったのですが、エンジンを練習車のモノに乗せ変えることとなったのです。レースのエンジンと仕様が異なり戦闘力が若干落ちてしまうことが懸念されましたが、時間的な制約もありすぐに練習車のエンジンを使うことを決めました。
第2ヒートは、エンジン的には満足できなかったのですが、そのなかでの最大の走りができたと思います。しかし中盤に入ってブレーキが効かなくなってペースが落ちてしまいました。今季最高の8位でフィニッシュできたのですが、やはりもう少し前でゴールできればと悔しさが残ります。
前回の北海道ではチームとしても、ライダーとしても、サポートしてくださる皆さまに前進した姿を見せることができました。今回はいろいろとあったのですが、小さな一歩ながら前進できたと思います。
次は真夏のSUGO、近年は8月開催がなく、どれくらいのコンディションになるのか想像できませんが、さらに高いところを目指してがんばりますので、是非期待してください。

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